Meta Quest 3
Claude 3 Opus.icon
この記事は、MetaのMixed Reality部門担当VPであるマーク・ラブキン氏へのインタビューの内容をまとめたものです。主なポイントは以下の通りです。
日本でのMeta Quest 3の売れ行きは想定以上であり、Metaは日本市場に注目している。
MRはVRとは異なる新しい時代の幕開けであり、Meta Quest 3はゲーミングだけでなく、ソーシャル、メディア視聴、フィットネス、生産性など多様な用途に使われている。
Metaは新たに発表した「Horizon OS」を、世界最高の「空間ソーシャルOS」として位置づけており、ハードウェアとソフトウェアの両面でオープン化を進めていく。 Questシリーズは今後も手頃な価格帯のデバイスとして展開し、同時に複数のグラス型デバイスとヘッドセットを研究開発している。
XR業界のプレイヤーが生き残るためには、次々と生まれる新しい需要や機能に迅速に対応し、試行錯誤を繰り返すことが重要である。
秋葉原のヨドバシカメラでMRを体験してきた
コントローラーは固定されていて、本体をかぶるだけしかできない
デモ映像を見ることができるが一番初めはMRで外の世界が見えるところから始まる
かなり綺麗。Quest Proよりパススルーの解像度が全然高い
https://gyazo.com/6f39110dc7aa30bf8d01b89df9f93d27
スマホの文字を読むのは現実的には無理だった
近くにものがあると歪む。たとえばスマホを持って見てみるとその周辺が歪む
視界のはしが歪む
カメラを塞ぐと歪まなくなるやつも確認した
奥行きが知覚できない
手前のものが激しく動く
https://youtu.be/JcQ62Ty6Tjs?si=wlwqkgPVB34Bij5h
有機ELではなく液晶パネルを採用したのはなぜか。
ユーザーの手と重なった部分のパススルー視界が歪むのはなぜか。
コントローラにリングがないのはなぜか。
スペック表に書かれていないポイントを解説しました。
ハンドトラッキング
https://www.youtube.com/watch?v=uN0m9Mavyz0
515g(ヘッドセット、ストラップ、接顔部含む)と、「Meta Quest 2」の503gと大差ありません。
ゲーム自体のグラフィッククオリティが飛躍的に向上しています。全体的に画面が鮮明かつ繊細で、写真の指紋や窓ガラスのわずかな汚れなど、ハイエンドVR環境で体験するような映像が実現していました。
ディスプレイ解像度の向上だけでなく、「Snapdragon XR Gen 2」の採用がダイレクトに影響していそうです。
table:比較
Oculus Quest3 Quest 2
発売日 2023年10月10日 2020年10月13日
ディスプレイ(片目) 2064 x 2208 (LCD) 1832×1920 (LCD)
視野角 水平110度 垂直96度 水平97度 垂直93度
PPD 25 21
パススルー 18 ppd RGB x2 (Quest Proの3倍)
深度センサー あり なし
RAM (GB) 8 6
ストレージ(GB) 128, 512 64, 256
重量(g) 515 503
リフレッシュレート 90, 120(試験中) 72→90(対応予定)
IPD調整 53-75(無段階) 3段階 58,63,68mm
WiFi Wi-Fi 6E
Touchの電池 4倍長持ち
イヤホンの穴 1(別売りイヤホンなし)
価格 74,800円(128GB)/96,800円(512GB)
Quest 2は解像度の低いモノクロだったし、Quest Proはモノクロに、やはり解像感の低いカラーフィルターを重ねたような感じで、リアルとは言い難い感じだった。ライバルのPICOはちゃんと色は付いていて解像感もあるが、立体感はなかった。
だから「100点」とは言えない。VPほど外界のイメージはすっきりしておらず、パススルーの画質がQuest 3のネイティブ解像度には達していないのだろう、という印象を受けた。
事実、その印象は正しいようだ。目にみえる解像感を表す指針である「PPD(Pixel Per Degree)」で表すと、Quest 3のディスプレイは25PPD。それに対してパススルーカメラのPPDは18とされている。このギャップが、外界の映像が多少不鮮明に見える原因だ。
特に大きいのは、画質以上に「ちゃんと立体感が再現されている」ことだ。おそらくは、2つのカメラによるステレオペア画像と、正面にある距離センサーの組み合わせで実現されている。自分にごく近いところの違和感は残っていたが、視界のほとんどで正確な立体感が実現されているので、部屋を歩いても違和感は感じづらい。
立体感に絡むもう一つの大きな変化は「ルームマッピング」が自動化されたことだ。
シンプルなものとしては「ねこあつめ Purrfect」(2023年中リリース)が気に入った。スマホ向けでおなじみの「ねこあつめ」なのだが、集めたネコを自分の部屋にMRで連れて来られる。これはけっこう大きなことだ。インタラクション自体は限られたものだが、やはり「見慣れた自分の部屋にいる」という感覚がいい。
Quest 2やQuest Proは、解像度が片目あたり1,832×1,920ドット(Proは1,800×1,920ドット)だった。Proの方がレンズの変化によって感じられる「解像感」は高かったのだが、ディスプレイデバイスの解像度はそこまで高くなかった。
とはいえ、これは使っているプロセッサー(QualcommのSnapdragon XR2 Gen1)のCPU・GPU性能を考えると、さほどバランスの悪いものではなく、これ以上の解像度があっても処理はしきれなかっただろう。
Quest Proユーザーの視点で見ると、重量バランスなどの問題から、長時間使った時の頭への負担はQuest Proの方が楽だ、という印象を受けた。
とはいえ、Quest Proの核であった「MR」と「高度な処理」の両方でQuest 3が優っている以上、今から買うならQuest 3をお勧めする。
2023年後半らしい
https://youtu.be/8QP6eR3gTwY
https://youtu.be/CayXIfXQMMM?t=321